古市憲寿さんの講演会に行って来ました。

テレビで見る限り、キャスター泣かせの空気読まない毒舌キャラ。

お行儀の良い制限されたメディアの世界で結構衝撃的な発言をする古市氏って惹きつけられますよねw

この35歳の古市氏が語る未来の生き方ってどんなだろう?と興味津々で拝聴しました。

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90分ノンストップの講演で私が印象的だった事を抜粋します。


1.来世があると思って過ごせ

世の中、頑張りすぎて余裕なく生活している。

人生が一度きりなら悔いのないように一生懸命になってしまう。

無駄な時間を過ごす事が罪だと感じてしまったり、夢を追いかけ続けて疲弊したりしてる人が多い。

来世もきっとあると過ごすと心に余裕が生まれる。

失敗や寄り道もダメダメな日々を過ごしても許せる。

もっと気楽に生きよう。

2.お母さんも人間って気づいてました?

お母さんだから、子どもの世話は当たり前。

お母さんだから朝起こして準備させてご飯作って身の回りの世話をさせる。

お母さんだから、子どもの送り迎えは当然。

お母さんだから最優先順位は、子供であるという世の中の押し付けがすごい。

今の時代、お父さんの稼ぎでは生活出来ない。だからお母さんも働き出る。

だけど育児の負担は、専業主婦並に変わらない。

これじゃ独身女性は、結婚しないし子供も産まない。

3.保育園無償化

日本の少子高齢化は、とても深刻。

原因は、ベビーブームだった、団塊の世代の二世が子どもを産まなかったからだ。

何故なら育てやすい環境を準備してなかったからだ。

子供のコミュニケーション能力は3.4歳までの間にどれだけ多くの人達と過ごすかで決まる。

母と子だけの絆だけで埋らない。

義務教育の中に保育園も入れるべき。

働く親の負担を減らそう。

4.ノルウェーを見習おう

ノルウェーも50年前は、専業主婦が多い生活だったが、今の日本ように父親だけでは生活が立ち行かなくなる。

そこで、1年間の育児休暇を義務化にした。

もちろん保育園から大学まで無償化にしている。

男女共に育児休暇を取る事で育児負担が半分になるし職場復帰も、半分ですむ。

バリバリ働きたい人にとって子育ての負担が減ると、キャリアを断念しなくて済む。

5.炎上は、もっと大変な炎上者を見ると落ち着く

自分のコメントは、炎上しやすいが、大した事ないと思える。

何故なら阿部昭恵夫人は、大嘗祭で服を着ただけで叩かれていた。

一言も喋ってないのに気の毒だ。

それに比べて自分くらいの炎上は大した事ないと思える。世間の批判は、自分よりも大変なバッシングやダメな人を見て比べてみよう。

6.自分を変えずに他を変えよう

他人は変わらないなら自分を変えようと良く言われるいるが、それは違う。

自分が無理して変わるよりどう変わらず居心地よくいられるかを考える。

その為に、生きる環境を、いくつか用意しておく。

一個二個コミュニケーションが破壊しても後が良ければ問題ない。

アクの強い人には、アクの強い人をあてがうと打ち消しあう。


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後、古市節の毒舌で自己規制出来ない人として茂木健一郎氏、林真理子氏、片山さつき氏、蜷川実花氏などをつついて盛り上がりましたw



飄々とした古市氏は、今世で嫌われたり失敗しても来世で頑張ろうか〜というスタンスであった事がわかった。

これは、時間がもう100年あるという事だよね?

そう考えるとそんなに焦らなくていいのかも知れないと感じたのでしたw